普段何気なく歩いているかもしれませんが、歩き方を少し変えるだけで運動効果がまったく変わります。
では、どんなふうに歩けば効果的に痩せることができるのでしょうか。
歩く姿勢や歩き方は脚の太さに影響を与えます。
内股で歩く、ひざを曲げて歩く、足を引きずって歩く、つま先から着地する、このような歩き方をしていると脚が太くなりやすいです。
ハイヒールを履いている方はひざを曲げて歩いていることが多く、脚が太いと悩んでいる女性が少なくありません。
特に危険なのが浮足です。
浮足とは親指を地面につけない歩き方で、親指を浮かせて歩くと極端に脚が太くなります。
親指でけり出すことで体のバランスをとっているのですが、親指を使わないとバランスが悪くなり、本来歩くときに使われない部位に筋肉がついてしまいます。
正しい歩き方をすれば脚が太くなることを防げるだけでなく、つらい食事制限をしなくても痩せやすくなります。
痩せる歩き方をするには、まずは姿勢を整えることが大切です。
姿勢はまっすぐに維持します。
骨盤を立てるイメージを持つと背筋が伸びやすいです。
猫背にならないように肩甲骨を寄せるようにしてみてください。
おへそを意識してお腹をへこませます。
姿勢をよくしようとすると反り腰になる方もいますが、反り腰になると正しく歩けないし腰痛の原因になります。
歩くときは歩きやすい靴を履くのがおすすめです。
痩せる歩き方を意識してもハイヒールでは歩きにくく痩せる歩き方ができません。
底が低いハイヒールのようなデザインの通勤用の靴もあるので活用するとよいでしょう。
ひざは伸ばして歩きます。
脚をけり出すとき、かかとから着地するときもひざは伸ばしたままです。
けり出すときは親指側に力を入れます。
腕を大きく振ると二の腕のシェイプアップに効果的です。
腕は前に大きく振るのではなく、後ろに大きく振るようにします。
後ろに腕を引くことで肩甲骨が寄せられて背筋を伸ばしやすくなったり、腰が自然と前に出て疲れずに歩けるようになります。
歩幅はできるだけ大きくとります。
大きく動くほど消費カロリーが大きくなります。
積極的に痩せるためにはウォーキングがおすすめです。
歩くとは単なる移動手段で、ウォーキングは痩せるための積極的な歩き方です。
普段よりもやや早歩きにして、30分以上を目安に歩きます。
運動習慣がなかった方がいきなり30分以上歩くのは大変だと思うので、一駅分歩いたり、10分程度から初めて徐々に時間を伸ばしていくとよいです。