メタボリックシンドロームは腹囲が男性は85cm以上、女性は90cm以上で、高血圧、高血糖、脂質異常症の3つのうち2つ以上に当てはまる場合はいいます。
肥満、高血圧、高血糖、脂質異常症は併発しやすい傾向があります。
肥満に加え、高血圧や高血糖などが重なると、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが相乗的に高くなります。
メタボは食事と運動で解消していきます。
肥満、高血圧、高血糖、脂質異常症はいずれも食事が関係しています。
食事は毎日摂るものなので、食事を見直してメタボ解消のダイエットをしていきましょう。
若いころと同じ量を食べても太りやすくなったと感じませんか。
太りやすくなるのは基礎代謝が低下するからです。
基礎代謝とは呼吸や心臓の活動など、生命を維持するために最低限必要なエネルギーのことです。
基礎代謝は30代ころから減少し始めて、同じ量食べても太りやすくなります。
そのため、若いころと同じ量では太ってしまうので、食事量を少し減らす必要があります。
1日の運動量にもよりますが、1日1800~2200kcalが必要です。
ダイエットをするなら1800kcal程度を摂るとよいでしょう。
自分では食べていないつもりでも、ちょこちょこと口にして食べ過ぎていることがあります。
無意識に飴やチョコレートを口に入れていませんか。
ほっと一休みするために缶コーヒーを飲んでいませんか。
1日どんなものを食べているのか書き出してみると、意外とお菓子を口にしていることがわかります。
摂取カロリーを減らすためにちょこちょこ口にするのはやめます。
間食は1日1回、150~200kcal程度で栄養があり低糖質のものなら食べてもよいです。
ヨーグルト、ゆで卵、ナッツなどが間食に適しています。
食事は腹八分目にします。
急いで食べると満腹中枢がなかなか刺激されず食べ過ぎてしまうので、1口30回程度噛むようにしてゆっくり食べます。
大き目に切ったり根菜など硬めの食材を取り入れると、無理なくたくさん噛んで食べられるようになります。
一度に口に入れる量を少なくすると、食べるのに時間をかけることができます。
食事のはじめに野菜を食べると、食物繊維で満腹感を得られて食べる量を抑えることができます。
欧米食は肉や乳製品など油が多いためカロリーが高くなってしまいます。
肉は飽和脂肪酸を多く含んでいるため、動脈硬化や脂質異常症を招く恐れがあります。
メニューの基本を和食にすると、油の摂取量を減らすことができ、野菜や海藻をたくさん食べられるようになります。