2008年4月から義務化されたメタボ検診。
この中では女性の腹囲90センチ以上がメタボだと判断されます。
しかし、腹囲が出てるだけだと肥満かどうかは分からないのです。
メタボかどうかを考えるなら、BMIと体脂肪率も考えないと厳密ではありません。
腹囲には身長が考慮されていない上に、90センチ未満ならメタボではないというのは、諸外国と比べるとちょっと甘い基準です。
肥満大国アメリカでさえ女性は89センチを基準にしています。
BMIも体脂肪率も高いとなると肥満ということになります。
BMIが低いのに体脂肪率が高いとなると、隠れ肥満だと考えられます。
女性の場合、隠れ肥満も加えたら、かなりの人がメタボ予備軍です。
そもそもメタボ検診は生活習慣病予防のためにある検診です。
血圧、血糖値、中性脂肪、喫煙習慣の4つもチェックして初めて、病気のリスクがあるかどうかが分かります。
メタボ検診で「メタボです」と診断されるのは、腹囲とBMIが基準以上で、かつ4つのその他の検査項目から1つ以上の基準オーバーが確認されたときです。
メタボと診断されると保健指導をされるのですが、軽度の時は動機付け支援、重度の時は積極的支援が行われます。
でも、結局日々の食事に気を付けて運動するしかメタボ改善の方法はないので、積極的支援といってもサポートは少ないでしょう。
整形手術を受けるなどの例外を除けば、自分で解決するしかありません。
そう考えると、日頃からメタボにならないための生活をするしかないですよね。
メタボ検診をうまく利用して自分の健康状態をチェックして、あとは対策を打つのみです。