痩せるのは恋愛対象として見てもらうため?あだ名が肉団子だった私のダイエット体験談


子供の頃から肥満体型だった私は、周りの友達から付けられたあだ名は肉団子でした。

かなりショックを受けましたが、自分で鏡を見ても顔も体もパンパンで小学三年生で既に50キロ、何も言えずなるべく明るいキャラで学生生活を過ごしました。

食事の量を減らしたり、自分なりに頑張ってみても体重も体型も変化しません。

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また、私の家族全員太っているので遺伝なのかもと諦めていました。

高校生になり、片思いの男の子ができました。

背が高く痩せていて、ジャニーズ並みのルックスで制服がとても似合っていました。

一目で恋に落ちましたが、この身体ではとても恋愛対象として見て告白どころか話しかける事さえできませんでした。

おやつを食べず、ごはんもあまり食べずにひたすら痩せようとしましたが、お腹が減って気持ち悪くなり、一ヶ月も経たずに断念。

それならば卵だけダイエット、グレープフルーツダイエット、生野菜ダイエット全て失敗し、今度は運動をしようと思い、部活が終わってから近所を走ったりしましたが、まったく効果は出ずに声をかける事さえ出来ず、彼は可愛い同級生と結ばれ私の初恋は終わりました。

ショックの余り私はやけ食いをして、更に体重が増えました。

満員電車で通学の時には、キツイよデブ!

など会社員から言われたり、夏には見るだけで暑いなどと言われました。

でも、全くダイエットする気はなかったので社会人になって100キロをこえた私は体型を気にしながら恋もせずに、必死になって仕事に励んでいました。

私の会社は、女性が多く若くて綺麗な人が多いです。

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週末は合コンなども開かれていますが誘われた事もありませんでした。

その頃のあだ名は関取り。

同僚の女子社員がふざけて付けたのが定着してしまいました。

明るいキャラを演じ続ける私は、自虐ギャグなどで笑わせて、心で泣いての繰り返しの日々でした。

そんなある日、忘年会の話が持ち上がりました。

今年は一泊で社員旅行。

当日、私はまた片思い中でした。

会社の取引先の社員で、なんとなく高校時代の男の子に似ている感じです。

社長と懇意にしている会社なので、その忘年会に彼も来るのです。

話の流れで、だんだん恋の話になってきました。

すると、わたしに関取りのあだ名を付けた彼女が、私と同じ人が好きだった事が判明しました。

これは負ける。

と、瞬時に思ってしまいましたが、この女には取られたくないと対抗心が燃え上がり、半年後の忘年会を目指しダイエットを開始しました。

運動は仕事帰りに日替わりでプールとジムに通い、ダイエットドリンクを1食置き換えて、通常の食事は夜だけでした。

初めの一ヶ月は目に見えるような効果が出て、体重も7キロ落ちましたが、2ヶ月目は2キロ減、3ヶ月目はほとんど変わらず停滞期2キロ入ってしまいました。

やめたくなりましたが、時々フルーツ缶をご褒美に食べたりしながら頑張り、12月にはなんと100キロあった体重は60キロへ。

服も9号サイズをなんとか着れるまでに変化しました。

自信をもった私は忘年会の夜に人生初の告白をしました。

結果は玉砕でした。

彼は、私の天敵(笑)関取りのあだ名を付けたあの彼女と付き合っていました。

もしかしたら、もっと早くに痩せていたら結果早くに違っていたのかも。

いえ、痩せていてもダメだったのかもしれませんが、それでも希望はあったかもと後悔してもしきれません。

やけ食いはもう2度とせずに、新しい出会いを求めて自分の外見と内面を磨くことにします。

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