40代になってやせにくくなった、急に太ってきたと感じたことがありませんか。
40代ころから基礎代謝が低下するため、やせにくく太りやすくなるのです。
また、女性は閉経を迎えることも関係しています。
女性ホルモンは脂質代謝をコントロールしていて、コレステロール値に影響を与えます。
女性ホルモンが減少することで脂質の代謝が悪くなり、脂肪が蓄積しやすくなるのです。
40代のダイエットは基礎代謝を高めることがポイントです。
基礎代謝とは心臓や胃を動かすなど、生きていくために最低限必要なエネルギーのことで、寝ているだけでも消費します。
1日の消費カロリーの70%ほどが基礎代謝で、基礎代謝を高めることでやせやすい体質になります。
エネルギーを消費して脂肪を燃焼するのが筋肉です。
筋肉をつけることで基礎代謝が高まります。
筋肉をつけたボディービルダーのような体にならないか、筋肉太りにならないか不安を持つかもしれませんが、そこまで鍛える必要はありません。
適度に筋肉をつけることで引き締まった体型になります。
運動習慣がなかった方にはウォーキングがおすすめです。
まずは10分程度からはじめて、慣れてきたら30分以上を目安に歩きましょう。
一駅分歩くなど通勤・帰宅途中に歩いてもよいです。
ハイヒールでは歩きにくいので、底が低い靴で歩いてください。
通勤用のウォーキングシューズもあります。
歩くときのポイントは大股・早歩きです。
関節の稼働域が広いほど、動きが速いほど消費エネルギーが大きくなります。
急いで歩いて猫背にならないように注意してください。
背筋を伸ばすためには腹筋や背筋が必要で、背筋を伸ばして歩けばぽっこりお腹の解消も期待できます。
ヨガやピラティスなども負担が少ない運動です。
ヨガやピラティスのようなゆっくりとした動きは、体の深部にあるインナーマッスルを鍛えることができます。
普段の生活では使われる機会がなく、年齢とともに衰えてしまいます。
使わない筋肉を鍛えることで基礎代謝がアップします。
体が固いからできないと思うかもしれませんが、実は体が固い人ほど効果を実感しやすいです。
体が固い人でも無理なくできるヨガの本もあります。
日常生活の中でもいろいろとできます。
歯を磨きながらかかとの上げ下げやスクワットをする、掃除機をかけるときは動きを大きくするなど、何かをやりながら運動をすると無理なく続けられます。
小さなことでも積み重ねると大きなものになります。