ダイエットで確実に痩せるなら、シンプルに食事を減らすのが一番の近道ですね。
社会人になると、仕事に多大なエネルギーを使い、ちゃんと食べないと身体がもたないのでなかなか、食事制限だけのダイエットが難しくなってきます。
それなのに、お酒や脂っこいおつまみ、甘いものをやめた程度では、なかなか痩せられないですね。
ところが、母がクロワッサンという雑誌を読んで始めた、マクロビオティックという食事に付き合い始めたら、面白いくらいに痩せられました。
マクロビオティックは、玄米などを主食に据えた、豆、野菜中心の食事のことで、健康目的で取り入れる方が多かったですが、その食事の総カロリーが低いため、自然とダイエットに使われるようになりました。
まず、主食の玄米は腹持ちがよくて、夕食にしても寝るまで間食しなくてもすみます。
また、豆がたっぷりのひじきの煮物や、ほうれん草のおひたしなどでおかずは十分でした。
玄米は噛むのに時間がかかるので、少量でも満腹感が得られます。
この食事を続けていたら、『あっ』という間に痩せていきました。
繊維質の多い食事なので便秘もなく、あまりに順調に痩せるので、調子に乗って朝晩マクロビオティックの食事にしていたら、なんと体調不良に…。
総カロリーが低く、消化もよくない食事を続けたので体力が落ち、胃痛やめまいを引き起こしてしまったのでした。
これはマクロビオティックが悪いのではなくて、朝晩その食事にしていた親娘ともどもアホだったのです。
ダイエットとリバウンドを繰り返している者にとって、カタカタと体重が減って行くのは、とても嬉しいものです。
マクロビオティックの食事を朝晩していた頃は、ひと月で3キロは痩せました。
それが2ヶ月続けば6キロで、入らなかった服もラクラク入るようになり、調子に乗ってしまったのですね。
反省して、マクロビオティックのご飯は一日1回、夜だけにして、週末は休んでいつも通りの食事にしました。
それでも、この後の体重の減りは月2キロくらい、とかなりなものでした。
実はあまり美味しくないので、そのうち飽きてしまったのですが、1、2ヶ月で目に見える成果が欲しい方には、マクロビオティックはお勧めです。
効果が高いあまり、ついハマってしまって体調を崩すことにさえ気をつければ、お腹もすかないしストレスも少ないダイエットメニューです。
この話は、メタボリックシンドロームが騒がれ始めたあたりで、2005年ころだったと思います。
検査などで医療機関に行くたび、『将来メタボ検査が始まるからダイエットしておいてください』というプレッシャーが凄かったですね。
ただ、母がよくお世話になる内科の先生によると、ダイエットするためには、ひと月に体重の3%程度を減らしていくのが健康的な方法ですよ、ということでした。
体重60キロなら、ひと月1.8キロ程度減らすのが、健康に問題の起きない減量ということで、マクロビオティックダイエットも、その範囲を超えないように行えばいいんでしょうね。