普段から仕事や家事に追われて忙しく、ダイエットだけのための時間が取れないという方も多くおられるのではないでしょうか。
しかし、だからといって諦めたりしてはいけません。
毎日の生活を送りながらも、ちょっとした工夫を取り入れることによってダイエット効果を得ることは可能なのです。
たとえば、よく知られているものとして、買い物等の際にエレベーターやエスカレーターを使わず、あえて階段を利用するという手法が存在しますよね。
もはやスタンダードになりすぎて、ともすれば意識してそれを行おうという人も少なくなってきているのかも知れませんが、これは確実に効果があります。
確かに階段の昇降程度で一気に脂肪が燃焼し、体重が減るということはありませんが、何事も積み重ねが大切です。
まったく運動を行おうとせずに、エレベーター等を使って移動するよりは、間違いなくカロリーを消費出来ているわけですからコツコツと続けてみましょう。
この時、一つオススメしたいのは、万歩計を着けて移動するということです。
人間は漠然としたものの前では、本当にこれが「効いている」のかどうか、すぐ疑問を抱いてしまいがちです。
しかし、万歩計を着けておけば、はっきりとした数値という形で、「明らかにいつもとは違う」ということを認識できます。
これが実はダイエットのヤル気の維持にもつながる大切な要素で、要は目標が立てやすくなるのです。
1日1万歩は無理だとしても、職場や家庭内での移動を万歩計の数値によって自覚することで、2000歩、3000歩と歩いた実績を積み重ねてゆくことが出来ます。
場合によってはある種のゲーム感覚で、昨日は1500歩の数値を記録出来たから、今日はそれを最低ラインとしてノルマのクリアを目指そうという意識が芽生えてきます。
つまりはただ歩くという行為でさえも楽しみながらダイエットに「転用」できるわけです。
また、いくら忙しいとはいえ、食事をまったく摂らない人はいませんよね。
仕事が終わらず食事時間に乱れが生じたとしても、必ず何かを口にはするはずです。
この食事もダイエットの良いチャンスだと捉えてください。
たとえば、お昼ごはんとしてラーメンを食べたいとします。
この時、カロリーの高いこってり系ラーメンと、それよりはカロリーが低いあっさり系ラーメンがお店にメニューとしてあったのならば、たとえこってりを食べたいと思っていてもそれを我慢し、後者を選択しましょう。
こうすることによって過剰なカロリー摂取を抑制することができます。
たかがラーメン一杯では何を食べても大して変わりないだろうとお思いになるかも知れませんが、こういった細かい点に注意を払うことによって、本来的な意味でのダイエットが可能となります。
何より忙しい身でダイエットだけの時間を確保できないという前提があるわけですから、日々のライフスタイルの中からダイエットとして機能させることが可能な「部分」を抽出させることが肝要です。
継続は力なりとも言いますが、忙しい毎日の中でじっくりとこれらを続けていけば必ず効果は現れます。